最近試合が続いていたため、今日は約一月ぶりの練習でした。雨がパラパラ降っている上、いつもより多めに走ってもらう練習メニューでしたので、少し疲れたかもしれません。でも、みんな最後までよく走って頑張りました。
練習のテーマは『目立つ』こと。目立つためにはどうすれば良いか?単純な話ですが、
- 点を決める(常にゴールを狙う、シュートを積極的に打つ姿勢を見せる)
- 声を出す(味方にしっかりと届く声を、適切なタイミングで出す)
- 常に走る(スペースを作る、使う意識、歩かずに周りがバテた時こそ走る)
です。点を決めることや声を出すことは( )内に書いたとおり、イメージしやすいと思います。
「走る」ことについて、今日の練習(2VS2)で味方からボールを引き出すための動きをやりました。先週のブログで書きましたが、走るペースを変えて(チェンジペース)相手を振り切ってから「○○!パス!」と声を出し、パスを引き出すことが基本です。
加えて「じゃあ、どこに走るか?」ということが理解できていれば、やみくもに走って疲れてしまうこともありません。練習中に伝えたポイントは次の2点です。
●攻撃側 ●守備側
↑攻撃側が攻める方向
↓守備側が攻める方向
攻撃側の●⑩⑪が●キーパーからのパスを受けて素早くゴールを目指す練習です。まず●②③を振り切ってパスコースを作る必要があります。その時、ただ自分にマークをついてる相手だけを意識してやみくもに走って振り切ろうとしてもなかなか上手くいきません。もう一人の味方の動きを意識して協力することを考えましょう。
図①を見てください。●⑪が動いた後に大きなスペース●が出来ています。そのスペースに今度は●⑩が走り込んでいきます。するとマークしている●③は着いていくしかありません。
図② 今度は●⑩がさっきまでいた場所にスペース●が出来ているので、●⑪がそこを素早く利用して、フリーになります。この瞬間にキーパーへ声をかけ、パスをもらう事ができます。
【Point】 自分(味方)が動けばマークしている相手が着いて来て、大きなスペースが作れる(出来る)ことを理解し、利用すること
図③ 次は応用編です。●⑩が味方の●⑪とそのマークについている●②に向かって移動します。当然●③も着いていき●⑩がいた場所にはスペース●が出来ますね。その直後、●⑪はそのスペースを利用するため走り込みます。ここまでは図①②とほぼ同じですね。
①②との違いはと言うと、●⑩が●⑪のマークについている●②の動きを制限しているところです。そのため、●⑩は●②③の2人引き付けて、●⑪は完全にフリーの形になっています。あとはキーパーから相手の「裏」にパスをもらって、素早くゴールに向かうことが出来ます。
【Point】自分が動くことでスペースを作るとともに、味方をフリーにする動きをすること
これらの「走る」動きはチーム全員が理解してやらないと意味がありません。一人だけが動いても、誰かがそのスペースを利用しないと、フリーでボールをもらうことにならないからです。
また他にも
- パスを出す選手(図①~③ではキーパー)が味方がフリーになった瞬間にパスを出す
- 特に相手の「裏」でフリーになってパスをもらうことが出来れば、より大きなチャンスにつながる(図②よりも図③の方が●②③よりも相手ゴールに近いスペース=「裏」で●⑪がボールをトラップできています。)
ことも全員が意識する必要があります。
少し難しいかもしれませんが、1回2回の練習で出来なくても、繰り返しやることで必ず出来るようになります。これから何度も話をすることがあると思いますので、コーチの話をよく聞いて、練習や試合でやってみるように頑張ってください。
ぷちMVP
いぐる:2VS2の練習で上手くフリーでパスを受けられるようになるまで、必死で走り 続けました。
こうへい:PK練習でただ一人3本連続成功。この調子で得意技にしちゃいましょう。
Eチーム 鎌田
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